毎週木曜日更新!! トップアスリート列伝 Feed

2013年10月25日 (金)

vol.103 【 フィギアスケート浅田真央 GPアメリカ杯200点越えV 】

残り100日余りに迫った決戦を前に絶好のスタートを切った。

1379708_400252673435123_1228489830_フィギアスケート女子のグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、
アメリカ杯は2013年10月20日に行われ、
浅田真央は204.55点の高得点で優勝した。
ファイナルを含めたGPシリーズ全7大会優勝を男女を通じて初めて達成し、
残された主要タイトルは五輪だけとなった。

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2013年10月21日 (月)

vol.102 【 フィギアスケート町田樹 GPアメリカ杯を制す 】

史上空前の大激戦となっているフィギア男子のソチ五輪代表争いに、

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また一人新星が名乗りを上げた。

フィギアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、
アメリカ杯は2013年10月19日に行われ、
町田樹(まちだ・たつき:関西大学)は、
世界歴代5位の合計265.38点で優勝した。

男女各3人の出場枠があるソチ五輪日本代表の選考方法は、

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2013年10月17日 (木)

vol.101 【 女子バレー東京国体 大型セッター対決 】

夢の大型セッター対決が実現した。

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国民体育大会のバレーボール成年女子準決勝は2013年10月1日に行われ、
岡山県(シーガルズ)の176cmセッター宮下遥と
佐賀県(久光製薬)の186cmセッター狩野舞子(かのう・まいこ)が激突した。

宮下は日本期待の大型セッターとして、
2009年11月の中学3年生時にプレミアリーグ開幕戦に史上最年少で途中出場。
2010年には、セッターでは中田久美(現:久光製薬・監督)
(トップアスリート列伝 vol.62 参照)以来30年ぶりとなる
15歳での日本代表登録メンバー入りを果たした。

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2013年10月15日 (火)

vol.100 【 体操 塚原光男 月面宙返りで金メダル 】

まるで宇宙遊泳のように舞った。

1972年ミュンヘン五輪の体操・鉄棒で、
塚原光男(日本体育大学~河合楽器)は
世界に向けて初めて「後方二回宙返り一回ひねり」を披露して金メダルを獲得した。
1969年に人類が初めて月面着陸した際の宇宙遊泳にちなんで、
この技は「月面宙返り(ムーンサルト)」と呼ばれた。

ミュンヘン五輪を控えた1971年、
塚原はトランポリンの技を鉄棒に応用しようと考えていた。

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2013年10月10日 (木)

vol.99 【 体操 寺本明日香 W杯日本女子初V 】

ここ一番で抜群の勝負強さを発揮して、

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逆転で日本女子で初めてW杯の優勝を果たした。

体操のW杯東京大会最終日は2013年4月7日に行われ、
寺本明日香(レジックスポーツ)は、
前日の2位から平均台と床運動で逆転し、4種目合計56.825点で優勝した。
1975年に始まったW杯で日本女子の優勝は、
個人総合、種目別を通じて初の快挙だった。

寺本は小学校1年生から地元のレジックスポーツクラブで体操を始めた。
高校1年時:2011年6月のNHK杯で個人総合4位に入賞し、

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2013年10月 8日 (火)

vol.98 【 体操 白井健三 「シライ」を決めて金メダル 】

誰にもマネの出来ない異次元のひねりで

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体操ニッポン史上最年少の世界王者に輝いた。

2013年10月6日ベルギー:アントワープで行われた
体操の世界選手権、男子床運動決勝で、
史上最年少代表の白井健三(神奈川:岸根高2年)が、
予選に引き続きF難度の新技「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」を決め、
世界中を驚かせる衝撃のデビューを金メダルで飾った。


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2013年10月 3日 (木)

vol.97 【 体操 小野喬 東京オリンピックで4大会連続メダル 】

「鬼に金棒、小野に鉄棒」と呼ばれた男は、

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圧倒的な強さで、体操ニッポンの創成期を引っ張った。

小野喬(おの・たかし)は1931年秋田県で生まれた。
子供の頃から体操に憧れ、
能代中に入学する前には既に大車輪をこなしていた。
東京教育大学(現:筑波大学)3年時の1952年に出場したヘルシンキ五輪は、
跳馬で銅メダルを獲得し、体操ニッポンに先鞭をつけた。
1956年メルボルン五輪では、鉄棒で日本体操界初の金メダルに輝き、
あん馬、個人総合、団体総合で銀、平行棒で銅。
1960年ローマ五輪では鉄棒の2大会連続金メダルをはじめ、
跳馬、団体総合で金、個人総合で銀、つり輪、平行棒で銅メダルを獲得した。

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2013年10月 1日 (火)

vol.96 【 女子カーリング北海道銀行 ソチへ 】

混戦の日本代表決定戦を制したのは北海道銀行だった。

1385335_389453924514998_952096319_nソチ五輪のカーリング世界最終予選(2013年12月:五輪代表10カ国中8カ国は決定。
残り2枠を争う)に出場するチームを決める日本代表決定戦は、
2013年9月12日~17日に札幌:どうぎんカーリングスタジアムで開催され、
北海道銀行が本命・中部電力を破って代表キップを手にした。

中部電力に予選リーグで敗退したLS北見のスキッパーは本橋麻里(通称マリリン)。
「チーム青森」時代の2006年トリノ五輪、2010年バンクーバー五輪に続く

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2013年9月23日 (月)

vol.95 【 登坂絵莉 レスリング世界選手権48キロ級で金メダル 】

2020年東京オリンピック実施競技に復帰が決定した10日後に、
日本レスリング界待望の新女王が誕生した。

2013年9月18日、レスリング世界選手権女子48キロ級で

539740_386647698128954_104978817_n登坂絵莉(とうさかえり。至学館大)は
マエリス・カスティーヨ(ベネズエラ)にテクニカルフォール勝ちし、
2度目の世界選手権で初優勝を果たした。

レスリングは2013年2月の国際オリンピク委員会(以下「IOC」)理事会で
2020年夏季オリンピック実施競技からの除外勧告を受けていたが、

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2013年9月19日 (木)

vol.94 【 安藤美姫 復帰第一戦はネーベルホルン杯 】

一児の母となりソチ五輪出場を目指す

599703_384827371644320_376102450__4フィギアスケートの元世界女王・安藤美姫の復帰第一戦は、9月26日から開催される国際スケート連盟(ISU)公認大会、ネーベルホルン杯(ドイツ)となった。

安藤は2013年4月に女児を出産。
僅か10ヶ月後のソチ五輪を目指す異例の挑戦を表明していた。
出産後1ヶ月で練習を再開したが、
ママアスリートの最大の関門は(持久力でなく)「筋力の衰え」。
妊娠中に腹部周辺に負荷をかけられないため、

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