vol.109 【 アイスホッケー女子 5カ国対抗戦2勝2敗で終える 】
16年ぶり2度目の出場となるソチ五輪に向けて、
強豪国と互角に戦えることが確認できた対抗戦となった。
既に16年ぶり2度目のオリンピック出場を決めている
「スマイルジャパン」ことアイスホッケー女子日本代表は、
2013年11月7日~10日に新横浜スケートセンターで行われた5カ国対抗戦に臨み、
全て日本よりも世界ランキング上位国との対戦であったが、
2勝2敗の成績を残した。
五カ国対抗戦は、4日連続で4試合を消化する日本に対して、
来日した4カ国は3試合しか行なわない変則的なスケジュールで行われた。
11月7日の初戦は世界ランキング9位のチェコと対戦(日本は同10位)。
4対5で競り負けて黒星スタートとなったが、
続く8日はスロバキア(同8位)に6対0、
翌9日のスイス(同5位)には2対0で殊勲の勝利を挙げた。
4連戦のラストとなった10日のドイツ(同7位)では、
1対3で敗れたものの最後まで粘り強く攻め続けて残り1分で1点を返し、
課題だった得点力が付きつつあるのが見えた。
黒星スタートながら続く2戦は、より上位チームに連勝。
ドイツ戦も土壇場で1点を返すなど、
心理的に追い込まれる状況での、気持ちの切り替えが目を引く日本代表チームの合言葉は、
「今、ここ、自分」。
試合の勝ち負けはコントロールできない。
負けたらどうしようという思いにとらわれるのも無意味。
それよりも集中したプレーを60分間続けることが大事。
「今、ここ、自分」に集中することが、
試合結果に結びついた。
ドイツ戦で1点を決めたキャプテンの大澤ちほは
「海外の強豪チームの選手とも戦えることが分かり良い経験になった。
本番まで残り3か月だが、
メダルを取るためにまだレベルアップできるので最高の準備をしたい。
チーム全員で出場を決めたオリンピックでメダルが取れるように頑張りたい」
と振り返る。
実力を出し切る術を知った「スマイルジャパン」の最高の笑顔をソチで見たい。
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